元日本代表FWの武田修宏氏(57)が、20日に日本テレビ系で放送された「しゃべくり007」2時間SPに出演。番組には、武田氏と親交のある〝キングカズ〟こと元日本代表FW三浦知良(JFL鈴鹿)、日本代表の森保一監督、都並敏史氏、前園真聖氏、岡野雅行氏が登場した。
1993年のW杯アジア最終予選イラク戦の土壇場の失点で本戦出場権を逃したドーハの悲劇も取り上げられ、経験者の武田氏は「終わった後、どうやってバスで帰ったかとか、あんまり記憶がないんです」と振り返る。その上で「僕はいびきがうるさいんで、いつも代表だと一人部屋だったんです。部屋に帰って森高千里の『雨』を聞きながら浸っていたら、ラモスさんが部屋に入ってきて、『お前は4年間よくやってくれたよ』って言ってくれた」と当時の思い出を語った。
続けて「オフトジャパンの時は、Bチームの右サイドバックでなかなか試合に出られなかったんです。でも、たまたま最終予選で高木(琢也)くんがレッドカードで繰り上げ当選みたいな感じで最後出たんですよ。僕の中ではW杯に出られなかったですけど、4年間頑張ったのをラモスさんが見てたみたいで、(ねぎらい言葉をかけてくれて)涙を流した覚えがある。だから森高千里の曲を聞くとドーハを思い出します」と語った。
また、日本代表監督就任に関して言及する場面も。「やりたいですね。僕は大ブーイングとか歓声が好きなんですよ。一か八かやってみたい。勝ったらワーで、負けたら帰れーとかが好きなんですよ」と意欲的。さらに「監督は名前だけで、コーチはちゃんとFWコーチ、守備コーチ、分析コーチとか10人くらい揃えて、僕はマネジメントという感じで上でやろうかなと」と青写真まで語った。
出演のネプチューン・堀内健から「武田さん、監督に向かないでしょ」とツッコミが入るも、森保監督は「向いていると思いますよ。自分のやりたいことは持っている人なので、チャンスがあればトライされたらいいなと思います」と後押しした。