ドナルド・トランプ氏(78)が20日、第47代大統領に就任し、連邦議会議事堂で就任演説を行い、「火星に星条旗を立てる」と宣言した。
トランプ氏は、米国の宇宙飛行士を火星に送る初の最高司令官になると誓った。
「米国は再び自らを成長国家とみなすだろう。それはわれわれの富を増やし、われわれの領土を拡大し、われわれの都市を築き、われわれの期待を高め、われわれの旗を新しく美しい地平へと運ぶ国家だ。そしてわれわれは、星々への明白な運命を追求し、火星に星条旗を立てるためにアメリカ人宇宙飛行士を打ち上げるつもりだ」
米国の宇宙飛行士が最後に月面を歩いたのは、1972年の最後のアポロ計画の時だった。
トランプ氏の側近であるイーロン・マスク氏は、自身の会社スペースXが2028年までに火星に人類を送り込むことができると予測している。
マスク氏は昨年9月、Xに「火星行きの最初の宇宙船は2年後に打ち上げられる。無人機で火星に無傷で着陸できるかどうかの信頼性をテストすることになる。着陸がうまくいけば、火星への初の有人飛行は4年後になるだろう」と投稿した。
さらに「そこから飛行率は飛躍的に伸び、20年ほどで自立した都市を建設することを目標としている。複数の惑星が存在することで、文字通り、そして代謝的に、すべての卵子がひとつの惑星に存在することはなくなるため、意識の寿命は大幅に伸びるだろう」と付け加えた。