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佐々木朗希との〝共闘〟の夢が消えたダルビッシュ 熱意が実らなかった理由とは

東スポWEB 2025年1月21日 13時57分

ポスティングシステムで注目された佐々木朗希投手(23)が争奪戦の末にドジャースと契約合意したが、一方でパドレスを断った理由が米メディアで考察されている。

パドレスは日本人選手の〝ゴッドファーザー〟の呼ばれるダルビッシュ有投手(38)の存在がキーマンと見られていた。佐々木が少年期から尊敬し、WBCでも師弟関係が印象付けられている。ダルビッシュも球団の佐々木獲得に協力する考えを示し、個人的にも〝共闘〟して同地区の宿敵を倒したい、という思いを昨年オフからネットメディアで口にしていた。

2度目の交渉ではペトコパークを訪れた際にはダルビッシュとマチャドらがエスコート。交渉後にオーナー邸で夕食会が開かれ、寿司職人を招いて最上級のもてなしが行われている。なのに…。米メディア「タイムスオブインディア」は「ダルビッシュを尊敬し、チームに自然と溶け込むと思われていたが、いったい何が起こったのか。彼はダルビッシュを師匠とさえ呼んでいる。この絆がパドレスに導くと思われていた。彼は大谷との再会を優先したのか、スーパースター揃いのラインナップに惹かれたのか」と疑問を投げかけている。

佐々木が2023年のWBC優勝後にインスタ投稿した「スーパースターのみなさんと一緒にまた野球ができるように頑張ります」とのメッセージが、佐々木が望んでいたとさせる〝静かな環境〟ではなく「大谷と再びプレーすることを示唆している」とし、さらにファンの声として「彼はダルビッシュと親しくなかったという証拠だ」と紹介した。また「モトシクリズモ」はダルビッシュの存在よりも「最終的にはプレゼンテーションによって左右された。ドジャースは野球運営部門のフリードマンの下、世界最高の投手になるようサポートするという約束で納得させた。潜在能力と野望を強調する姿勢が佐々木の心に深く響いた」と伝えている。

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