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「劇映画 孤独のグルメ」松重豊さんが主演、監督、脚本!「おいしいものを食べに行こう」明るい気持ちになる作品

東スポWEB 2025年1月21日 14時2分

【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。俳優の石田純一さんが経営する焼肉店「炭火焼肉 ジュンチャン」が注目を集めましたね。一昨年、千葉・船橋市に店を構えてから石田さんが熱心に現場に立ち続けて、すっかり人気店になりました。僕も今度、足を運んでみたいです!

さて、そんなグルメな話題に関連して今週は「劇映画 孤独のグルメ」を紹介します。

今作は同名漫画を実写化し、グルメドキュメンタリーとして確固たる地位を築いたテレビ東京系ドラマの劇場版。松重豊さん演じる主人公が究極のスープのレシピを求めて世界を飛び回るお話です。

一番のポイントは、松重さんが監督と脚本を務めている点です。韓国も舞台の一つということで、韓国の大ヒット映画「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督に監督の依頼をしてたんですよ。“世界のポン・ジュノ”によく依頼したなと思うけど、これが断られてしまいまして。日本の監督でも探したんですけど、なかなか良い人がいなくてですね。それで結局、「じゃあもう松重さんがやったらどうですか」ってなったんですよ。

ドラマ自体が期待されていない深夜の実験枠でスタート。じわじわ火がついて人気シリーズになりました。

「(映画でも)期待されていない方がいいね。気楽だね」という考えが製作陣の中にもあって、松重さんに落ち着いたといいます。それにしても主演、監督、脚本という“三足の草鞋”。松重さんの奮闘には頭が下がります。

作品自体は、ただのおじさんが飯食ってるだけっていう斬新さ。これはすごい発想ですよね。まさにテレ東らしいというか。スぺクタクル大作――などではないゆえに、映画だけどテレビサイズで息抜きに見られるといいますかね。見終わった後にはすごくね、「今日、なんかおいしいもの食べに行こう」みたいな明るい気持ちにもなれるんですよ。それが大きな魅力のひとつですね。「食」って大事だなって再確認しました。

個人的に仲良くさせていただいている石田さんはやっぱりいろいろあってね。再起する時に、食を大切にしたいと感じたそうなんです。だから、肉の質とかめっちゃこだわってるんですよ。

おじさんがぼつぼつ言いながらご飯を食べる物語が映画化までされるんですから、やはり我々人間にとって食は大きな存在ですね。「ジュンチャン」が「孤独のグルメ」シリーズでいつか取り上げられる日が来てほしいです。

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