元日本バスケットボール協会(JBA)会長の川淵三郎氏が21日、NBAレイカーズの八村塁がJBAの姿勢と男子日本代表のトム・ホーバス・ヘッドコーチの続投に関して苦言を呈したことについて私見を語った。
この日、川淵氏は都内のホテルで行われたバスケットボールの「JAPA 2024 タスクフォース」に関する会見に出席。八村発言に関する質問が及ぶと「トム・ホーバスが世界のバスケットを知らないという、彼の能力を否定するというのは、今の選手の気質なのか、僕らの時代とは変わってしまった。そういう話をしていいと思っているのか不思議でしょうがない」と首を傾げた。
続けて「日本バスケットボール協会の理事会で決まったヘッドコーチがダメだというのは、協会の決定を無視して何を言ってもいいのかと、そういうふうに思いました。だから、許されるものではないというのは僕の考え。僕としては断固許せない話です。あの発言があった後、多くの取材が来ましたけど、言葉足らずで批判されるのは何だかということで、一切コメントしなかった」と批判の立場を鮮明にした。
川淵氏はあくまで「僕の個人の意見ですよ」と強調。会見に同席にしたJBAの三屋裕子会長は「シーズン中は本人とは連絡を取らない取り決めがあるので、今はエージェントの方とは話はしております」と、これまでの説明を繰り返した。