韓国KIAでKBOのMVPに輝いた〝超新星〟キム・ドヨン内野手(金倒永=21)が年俸5億ウォン(約5416万円)で来季の契約を更改したとKIAが21日に明らかにした。1億ウォン(約1083万円)から一気に5倍にアップし、イ・ジョンフ(ジャイアンツ)の持つ4年目の3億9000万ウォン(約4224万円)を抜き去った。KIAは「KBOの歴代第2位の引き上げ率を記録した」としている。
キム・ドヨンは「いい条件を提示してくれた球団に感謝します。満足のいく契約をすることができてうれしくも、今シーズンもっとうまくならなければいけないという責任感もある。昨シーズンはファンが送ってくれた声援に力に技術を存分に広げることができた。ファンにいつも感謝します。今季も多くの応援をお願いします」とコメントを寄せた。
今季は141試合に出場して打率3割4分7厘、38本塁打、109打点、40盗塁、143得点の活躍でチームを総合優勝に導くなど大ブレーク。国際大会「ブレミア12」でも3本塁打を放って世界にその名を知らしめた。韓国メディア「スポーツ朝鮮」は「彼は昨年の活躍に満足するつもりはない。主役級の活躍を続ければ引き続き、イ・ジョンフを超えられる。プロ5年目の年俸最高額も期待できる。健康ならむしろ記録を破れないことの方が難しい」と期待した。イ・ジョンフは7年目の2023年に年俸11億ウォン(約1億2000万円)でサイン。これがFA以前の単年の歴代最高年俸とされるが、近い将来の更新も不可能ではない。