大相撲初場所10日目(21日、東京・両国国技館)、幕内金峰山(27=木瀬)が小結阿炎(錣山)に突き落とされ、初黒星を喫した。取組後は「思い切っていったけど、肩に力が入りすぎていた。体は動いている。切り替えて目の前の一番を取っていく」と振り返った。
今場所は初日から怒とうの9連勝。前日には優勝経験者の幕内尊富士(伊勢ヶ浜)を撃破。この日は敗れたものの依然として単独首位で、2敗の尊富士、幕内王鵬(大嶽)、幕内千代翔馬(九重)に1差で追いかけられる展開となった。
金峰山は「優勝とかは頭に入れていないし、そのことを頭に入れたら(体が)硬くなっちゃう。一つずつ相手の相撲を見ながら『あと5日間で3、4回は勝つでしょ』という考えなので。体が動いているし、楽しんで取れている」とリラックスした表情で話した。
11日目は大関大の里(二所ノ関)との一番。終盤戦でも実力を発揮し初優勝となるか。