西武の全体会議が21日に都内で行われ、会議終了後、広池浩司球団本部長(51)、西口文也監督(52)、鳥越裕介ヘッドコーチ(53)、仁志敏久野手チーフ兼打撃コーチ(53)ら一、二、三軍の全首脳陣24人が出席し、それぞれの決意表明会見が行われた。
シーズン91敗からの再建を任された西口監督は「チームとしては、守り勝つ野球を目指して行く。まずは点を取らないといけないので、先に点を取ってウチが楽な展開に持っていきたい。新しいコーチには今までにない新しい風をライオンズに吹き込んでもらい、今までの雰囲気と違うものを出していければ。皆さまには期待すると同時に、本当に大変な時に来てもらったと思ってるので、苦労するかも分かりませんけど、一緒に頑張っていきたと考えてます」と決意を語った。
鳥越ヘッドコーチは「2年間現場を離れていたので、とにかく昨年を知らないので、まず私がやることは選手、スタッフ、チームと全てを知ることだと思っています。あとは西口監督の思いをどう全体に伝えるか。やることはいろいろあると思いますが、それはキャンプに入ってから。まずはまっさらな状態でいきたいと思います」。
さらに仁志野手チーフコーチは「もう一度ライオンズの伝統を輝かせるという意味ではやりがいもあり、非常に重く受け止めています。選手の顔ぶれを見ると、育成も含めたレギュラーづくりになってくると思う。時間が掛かると思われがちですけど、そうともいっていられない。できるだけ早急にレギュラーだといえる選手が現れることを、こちらも楽しみにしています」と抱負を語った。