立憲民主党の小川淳也幹事長は21日に国会内で開いた会見で、AIエンジニア・安野貴博氏が16日に発表したAIプロジェクト「デジタル民主主義2030」について言及した。
昨年の東京都知事選に立候補した安野氏は、今夏の参院選に向け、AIを使って市民の声を広く聞く「ブロードリスニング」の進展、「民意による政策反映」「政治資金の透明化のダッシュボード開発」という2つのプロジェクトを新たに立ち上げ、実証実験に協力する政党や自治体に対して募集する考えを示している。
冒頭、小川氏は「エンジニアであり、昨年の東京都知事候補でいらした安野さんが、デジタル民主主義のプロジェクトを開始するということで記者会見をされたと招致しており、この協力政党の実証実験の協力政党を募集するということで、これに応募したい。明後日(23日)、当方と安野さんサイドとの間で実務的な打ち合わせを行う予定です」と明かした。
応募の理由については「立憲民主党としても、このデジタル民主主義の時代にふさわしい民意の聴取、意見集約、これらのインフラをしっかり整えて、新しい時代の民主主義に適応していきたいと思っています」と小川氏は意欲を語った。