日本バスケットボール協会(JBA)の前会長・川淵三郎氏が21日、NBA選手増殖を期待した。
川淵氏は、国内バスケ界の問題を解決するため国際連盟(FIBA)が2015年に設立したタスクフォースで共同チェアマンを務め、らつ腕を振るった。FIBAからの資格停止処分の対象となった国内リーグの分裂などの問題を解決。処分が解除された後、16年にBリーグが発足した。現在の盛り上がりの礎をつくった一人だ。
そのタスクフォースはこの日、活動を終えた。大役を果たした川淵氏は今後のバスケ界について「分かりやすい形で言えば、NBAで何人の日本人選手が活躍するかが、一つの指標となる。今は河村(勇輝)選手がBリーグから行ったが、4人、5人と出てくるBリーグになってほしい」と期待した。Bリーグ経由では、河村が初のNBA選手とあって、まだまだ少ないという認識だ。
Jリーグ初代チェアマンを務めるなど、川淵氏が長く関わったサッカー界では、Jリーグから海外トップリーグでプレーする選手は増え続けている。Bリーグはどのような発展を遂げるのか。