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【巨人】新婚・吉川尚輝 今季フル回転へ〝無念CS〟の糧「横の扉の小さい穴からずっと…」

東スポWEB 2025年1月22日 5時7分

巨人・吉川尚輝内野手(29)が21日にジャイアンツ球場で自主トレを公開した。

昨季の終盤に左肋骨を負傷したが、この日はランニングや打撃マシンで汗を流し「しっかりバットは振れているので、たくさん振っていきたいなと。しっかりいい準備をしてキャンプに入っていきたい」と回復ぶりへの手応えを口にした。

キャリア初となる全試合出場を果たし、二塁手部門ではゴールデン・グラブ賞とベストナインを獲得。打率2割8分7厘、12盗塁を記録するなど走攻守で存在感を発揮した。そして昨年末には同郷・岐阜出身でシンガー・ソングライターの足立佳奈と結婚を発表。公私ともに充実した日々を送っているが、人一倍歯がゆい思いも経験した。

チームは4年ぶりにリーグ優勝を果たしたが、CSファイナルステージでDeNAに敗れ、日本シリーズ出場はかなわなかった。負傷によって戦線離脱を余儀なくされた吉川は、第4戦からベンチ登録されたものの出場機会はなく、大半がグラウンド外から苦戦するチームを見つめる時間となった。

当時の様子をチーム関係者は「尚輝は『何とか試合に出たい』という気持ちで、試合中もベンチの横の扉の小さい穴からずっと試合を見つめていて…。その気持ちは試合に出ているやつ以上だったのかもしれない。そういう強い思いというのを感じさせてもらいました」と振り返る。

さらには「普段はあんまりにぎやかなタイプの人間じゃないけど、去年は勝敗に対する思いや、ジャイアンツに対する熱い思いを彼からすごく感じる1年だった。今年は去年以上の思いで臨んでいるはず」とさらなる飛躍に期待を寄せる。

喜びも悔しさも経験した背番号2。普段見せるクールな表情とは裏腹に、その胸の内には誰よりも熱い闘志が秘められている。

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