〝世界の田中〟こと皇治(35)が、次世代の格闘技界を担う逸材発掘に手応えをつかんだ。
皇治がCEOとして主宰する格闘技イベント「NARIAGARI」の本戦出場をかけたイベントが19日、神戸で開催された。「NARIAGARI零」として約300人の観客が詰めかける中、アマチュア部門38試合とともに、本戦出場を目指す選手によるオーディションスパーリング15試合が行われた。
今年のNARIAGARIはこのオーディションスパーを突破した選手が、皇治やスポンサー候補の前で自己PRを行う新企画「皇治の虎」に進出する。これを経て本戦に出場となるが、現在は19日の結果と内容を踏まえて次のステップへの進出者を選考中だ。
そうした中、取材に応じた皇治は「アマチュア大会では、ジュニアから一般まで頑張っていて感動した。オーディションでは皆キャラがあってオモロかった」と振り返る。可能性を感じさせる選手も多くいたとして「今の格闘技界、アンパンマンの世界で例えると、バイキンマンが目立ちすぎてる」と指摘。そして「アンパンマンが主人公でないと。そんなアンパンマンを発掘できる団体にしたいと思う。〝モテてしゃーないアンパンマン〟を発掘するわ」と意気込んだ。
どんな選手がこの大会から成り上がるか。注目だ。