女子プロレス「スターダム」の舞華とHANAKO(24)が「ユニット対抗リーグ戦」制覇に向け闘志を燃やしている。
2人が属する「イーネクサスヴィー(EXV)」は同リーグ戦レッドブロックを1位通過。ブルーブロック1位の「ネオジェネシス」と14周年記念興行(23日、新木場1stRING)で行われる決勝戦で激突する。大一番を控えた舞華は「他のユニットに比べて人数は少ないし、大半が若手のEXVが今回団体ができた当初からあるユニットのSTARSに勝てたっていうことは大きな出来事だった。優勝して15年目に入るスターダムの中心はEXVだってことを証明する」と意気込んだ。
優勝ユニットにはスターダムの管理する王座のうち、2つの王座に挑戦することができる。ユニットを引っ張る存在として優勝を機に後輩たちのさらなる飛躍を期待する舞華は「若手を含めた3人でユニットの象徴であるアーティストを狙いたいけど、HANAKOや梨杏はフューチャーを狙っているだろうから、思っていることは言ってきてほしい。ユニット内でバチバチすることで2人とも成長するだろうし」と力説。この言葉にHANAKOは「今回のリーグ戦でもまだまだ舞華さんと白川(未奈)さんに頼ってしまう部分も多かった。でも私はお二人が巻いたフューチャーのベルトを巻きたいです。そのためにも絶対に優勝したい」と力強く語った。
年始には両者にとって大きな刺激もあった。3日の有明大会ではこれまで対戦を熱望してきた橋本千紘&優宇の「チーム200キロ」と対戦。勝利し先輩2人にくらいつく2人の姿勢に観客は熱狂した。舞華は「私たちにとってものすごく刺激的な試合だった。必ず年内に橋本選手とシングルやりたいから仙女(センダイガールズ)に乗り込みにいこうと思ってるよ」と予告。その上で「でも橋本戦は通過点にすぎない。私の今年の最大の目標は女子プロレス大賞。そのためにもこのリーグ戦を優勝してユニットの頂点に立つ。女子プロレス界をもっともっと面白くしていくから」と宣言した。するとHANAKOも「舞華さんが女子プロレス大賞を狙うなら私もフューチャー巻いてプロレス大賞の新人賞を取るのが目標です」と目を輝かせた。
後輩のたくましさに笑顔を見せた舞華は「HANAKOは成長してる。今回のリーグ戦でも岩谷麻優とダブルダウンになった。それは揺るぎない事実。もっと自信持っていこ! とりあえずユニット対抗リーグ戦を優勝するぞ!」と酒を酌み交わし結束を固めた。