欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第7戦(21日=日本時間22日)、日本代表MF遠藤航(31)の所属する首位のリバプール(イングランド)はホームでリール(フランス)に2―1で競り勝った。CL7連勝で8位以上を確定させ、一番乗りで決勝トーナメント進出となる16強入りを決めた。
リバプールは前半34分にエジプト代表FWモハメド・サラーのゴールで先制するも後半17分に同点弾を許した。しかし遠藤が18分から途中出場すると、22分にMFハーベイ・エリオットがペナルティーエリアの手前から勝ち越し弾をマーク。遠藤がチームに安定感をもたらしたことがゴールにつながったともいえる。
英紙「エクスプレス」は選手採点で遠藤に6点を付け「リールのゴール直後に出場し、ピッチ中央でボールを動かし続けるなど十分な仕事をこなした」と寸評。英メディア「リバプール・コム」は遠藤を6点とし「タックルが安定しており、彼が出場するまではややトップヘビーに見えた中盤のバランスを難なく保っていた。日本人選手の素晴らしいカメオ出演だった」と高く評価した。
日本代表MF南野拓実が所属するモナコ(フランス)はホームでアストンビラ(イングランド)に1―0で勝利し、今年初勝利で決勝ラウンド進出に前進。南野は無得点ながらも好プレーを見せた。シュツットガルト(ドイツ)のDFチェイス・アンリは3―1で勝ったスロバン・ブラチスラバ(スロバキア)戦で出番がなかった。