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井上尚弥の相手に〝無名〟キムを指名 元王者が驚き「信じられない」「聞いたことない」

東スポWEB 2025年1月22日 14時27分

ボクシングの世界スーパーバンタム級・4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)とWBO同級11位キム・イェジョン(32=韓国)の激突を元WBO世界バンタム級王者のジェイソン・モロニー(34=オーストアリア)が疑問視した。

専門メディア「BOXINGSCENE」によると、2月24日に那須川天心(帝拳)と対戦するモロニーは約2週間前にキムとスパーリングを行っていたという。「彼はかなり器用だったので、スパーリングをした。スパーリング中に『サム・グッドマンが欠場したら代わりに私がチャンスをつかむ』と言っていた」と明かした。

その直後にグッドマンが負傷により井上との対戦を回避した。モロニーはキムが井上と戦うことが正式発表されると「信じられなかった」とし「この男のことは(スパーリングをするまで)聞いたことがなかった。急な話だとは思うが、少なくても名前くらいは知られている相手を(井上サイドが)探しているんだろうと思っていた」との見解を示した。

実際、井上サイドは昨年5月に東京ドームで因縁のルイス・ネリ(メキシコ)と対戦した際、有事の代役に指名していたのは、後に対戦することになる元IBF世界王者のTJ・ドヘニー(アイルランド)。それだけにWBOの世界ランク11位(他団体はランク15位以下)とかなり実績に乏しいキムを井上と戦わせることに疑問を呈した格好だ。

ドヘニーは「正直言って、この試合がそれほど競争的になるとは思えない。彼はただショーを存続させて前進させたいだけでしょうし、日程を延期する気はなかったのでしょう」とし、キムについては「この階級で井上に勝てる選手はいない。彼のことを悪く言うつもりはない。誰もがチャンスにとびつかないといけない」と語っていた。

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