世界最強チームなのだろうか。欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第7戦(21日=日本時間22日)で、日本代表MF遠藤航の所属するリバプール(イングランド)はホームでリール(フランス)に2―1で勝利し、7連勝。1番乗りで決勝トーナメント進出を決めた。
途中出場した遠藤の奮闘もあって、敗れたリールのFWジョナサン・デービッドは「今日は我々の日ではなかった。得点できたのはうれしかったが、3ポイントを獲得することはできなかった」と悔しさをにじませた一方、リバプールについて「とても良いチームだ。現時点で世界最高のチームかもしれない」と対戦相手をたたえた。
今季のリバプールはCL7連勝に加えて「世界最高峰」と言われているプレミアリーグでも首位を快走。1試合消化が少ないながらも得点50はリーグ最多、失点20はリーグ最少だ。しかも勝ち点50で2位アーセナルに勝ち点6差を付けている上、今季はまだ1敗(15勝5分け、22日現在)しかしておらず、まさに最強チームだ。
英メディア「リバプール・エコー」は「ブレントフォード(イングランド)のトーマス・フランク監督は土曜日(18日)にリバプールは今季対戦したどのチームよりもレベルが上だと認め、リールのブルーノ・ジェネシオ監督は月曜日(20日)に同様の意見を表明し『間違いなく世界最高のチームと対戦する』と述べた。昨年11月にはレーバークーゼン(ドイツ)のシャビ・アロンソ監督が示した見解も同じだった」と指摘し、名将たちがリバプールを絶賛していたという。
リバプールのアルネ・スロット監督は20日の記者会見で「トップにいることが最高のチームだということにはならないかもしれない」と謙虚な姿勢を見せていたが、この勢いのままCL制覇を果たせば、言葉にしなくても「世界最高チーム」を証明することになるはずだ。