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【立川競輪・HPCJC杯】阿部英斗はS級初戦大敗も憧れの渡辺一成からのエールに感激「一生忘れられない」

東スポWEB 2025年1月22日 15時37分

立川競輪のFⅠ「HPCJC杯」が22日に開幕した。8RのS級予選は特進初戦を迎えた阿部英斗(あやと、20=福岡)に注目が集まったが、歴戦の猛者である渡辺一成(41=福島)が阿部をまくってタイトルホルダーの貫禄を示した。

昨年末までナショナルチームに所属していた125期の新鋭のS級初戦は「一成さんが優勝した久留米の全日本選抜(2016年2月)を目の前で見ていました。一成さんは憧れの選手なんです」という偉人との二分戦だった。「突っ張りが最善の策だと思った」と1番車を生かしてSを取ると、「出られないように」メイチで駆けた。

ただ、立て直してまくり返した渡辺が前団をとらえ、阿部は7着。「相手が強かったし力不足でした。それにビビりすぎて踏みすぎてしまった」と唇をかんだ。

一方、「まくっちゃったよ」と勝った渡辺は息を切らしながらホッと一息。「二分戦でジャンからあれだけ駆けるんだから。強いレースをしていたし若い選手はさすがだなって思いました」と称えつつ、「前回の初日も番手まくりされてキツくなったけど(番手まくりが)なければ行けた感じだった。同じ形に持ち込めればひょっとしたら、とは思っていたので」と密かに自信もあったようでしてやったりの表情。

阿部にとって憧れの選手だったということは耳に入っていたそうで「久留米の全日選っていったら9年前ですよね。(憧れの選手と)言われたのは初めてだしビックリ。一緒に写真を撮ろう」と阿部を呼び寄せてツーショット。

阿部は「一生忘れられないS級デビュー戦になりました。もっと力を付けて、次は一成さんに勝てるように頑張ります!」と目を輝かせた。

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