弁護士の紀藤正樹氏が21日、自身のX(旧ツイッター)を更新。フジテレビの一連の問題をめぐる調査委員会に触れた。
タレント・中居正広の女性トラブルをめぐり一部週刊誌で社員の関与が報じられたフジテレビは、17日に港浩一社長が定例記者会見を行い「第三者の弁護士を中心とする調査委員会」を発足する方針を示した。
しかしこの委員会は日弁連が定める「企業等不祥事における第三者委員会ガイドライン」に沿ったものではなく、調査委員会のメンバーも「基本的には我々が選出する」ということで、社内外から大きく批判されることに。結果的にフジは独立した第三者委員会を設置する方向に舵を切ったと多くのメディアが報じている状況だ。
紀藤氏はこの流れを報じたニュース記事を引用し「フジテレビの決断。最初からボタンの掛け違いの連続でしたがようやくここまできました」と一定の評価を送った。
また「あとは委員の人選です」と述べ、「日弁連基準に則りかつ委員の選任が検察裁判官出身だけでなく弁護士出身からも選ばれ使用者側だけでなく労働者側/被害者側も入った公平な委員が選任されるが焦点。フジ再生がかかっています」と指摘している。