大阪・関西テレビ(カンテレ)の大多亮社長が22日、同局内で「新春社長記者会見」を行い、タレント中居正広の女性トラブルを巡る週刊誌報道について言及した。
大多社長はフジテレビでドラマ「東京ラブストーリー」などのプロデューサーを務め、関西テレビに社長として招へいされる前はフジで専務取締役として経営などに深く関わり、中居のトラブルを知る立場にあった。
大多社長は「関西テレビは一切関係しておりません。多くの方にご心配おかけいたしました」と謝罪し、本件に関し関西テレビとして「調査を求めて参りたい」とコメントした。
関西テレビでも約30社のCMスポンサーから放送辞退や差し替え依頼が来ているとし「憂慮する事態」と危機感を訴えた。
トラブル当時を振り返り「事案が起きて、ほどなくして報告があがっております。私の判断で、その日のうちに(フジテレビの)港社長にあげた」と説明。
事案発生後に関西テレビで中居を起用した番組「ココロのナカイ」を制作していたが、大多社長は本件が秘匿性が高い事案だったとし、関西テレビの制作担当者に「情報を共有したことはない」と明かした。
一連のトラブルが明るみに出た際の心境について「大きく出た時には(彼女は)大丈夫なのか。(中居と)示談しているなら、それなりの結論が出たんだろう。(彼女が)健康であればいいなと思った」と語っていた。
なお、中居に対する忖度については「私にはない」と断言していた。