いったい、どちらが大関なのか…。大相撲初場所11日目(22日、東京・両国国技館)、大関大の里(24=二所ノ関)が幕内金峰山(27=木瀬)に完敗を喫して4敗目(7勝)。3場所ぶりの賜杯奪回は絶望的な状況となった。大の里は金峰山の右ノド輪に大きくのけぞると、一方的に攻め込まれて最後は突き倒された。
大の里は日体大、金峰山は日大出身で学生時代はライバル同士。プロでの初対戦(不戦を除く)で完敗した大の里は「思った以上に相手の立ち合いが良かった。昨日、一昨日も引いて勝った相撲。悪いクセが出た。(引いた場面は)嫌がってしまった」とサバサバとして表情で振り返った。
優勝が絶望的な状況にも「残り4日間、しっかり頑張ります。勝ち越しと、2桁があるので」と気持ちを切り替えた。