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【初場所】金峰山が平幕Vへ 大の里を粉砕し単独首位もボヤキ節「帰りがめんどくさい…」

東スポWEB 2025年1月22日 20時13分

実力は本物だ。大相撲初場所11日目(22日、東京・両国国技館)、幕内金峰山(27=木瀬)が大関大の里(24=二所ノ関)を突き倒して単独首位の1敗をキープ。平幕優勝へ向けて大きく前進した。

カザフスタンの怪物が大関を粉砕した。右ノド輪で大の里を大きくのけぞらせると、下がった相手に再び強烈ノド輪を発射。最後は前のめりになりながらも左足一本で残し、大関が土俵に崩れ落ちるのを見届けた。

西前頭14枚目で単独首位の快進撃。前日は三役の小結阿炎に当てられ、この日は大関との対戦が組まれた。国技館を出るのが打ち出し後となり、取組後には「帰りがめんどくさい…」とポツリ。「出口はお客さんが多いし、タクシーも止まらない」とぼやいた。

それも、好成績の裏返し。幕内後半の取組には「声援? 聞こえてます。どんどん大きくなってる。〝私もこんな相撲を取れるよ〟というところを見せたい」と充実感をにじませた。

前日は初黒星を喫して、初日からの連勝は9でストップ。師匠の木瀬親方(元幕内肥後ノ海)から「硬くなりすぎ。落ち着いて前に出ろ」とアドバイスを受けた。その教えを守って大関を圧倒。残り4日間へ向けて「あと2、3番ぐらい勝ちたい。頑張ります」と意気込んだ。

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