元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀潤氏(47)が22日、キャスターを務めるTOKYO MXの報道番組「堀潤 Live Junction」で、一連の中居正広騒動で揺れるフジテレビに対する〝現場の声〟を取材した成果を明かした。
堀氏がここ2日いろいろ話を聞いたのは「いわゆる若手の方々で『アウトレイジだ』というふうに言っておられた改革派の皆さん」。こんな決意が聞けたという。
「組合員もだいぶ増えました。400(人)ぐらいになりました。ここから声を上げていきます。堀さんちょっと待っててください。ただ相手(フジテレビ)は非常に強大だし、ハッキリ言うとおっかないです。ただやります。見ててください」
フジは23日、親会社の臨時取締役会の議論結果を踏まえ取締役会を開く。中居の女性トラブルに社員が関与したとされる疑惑の、調査や検証の進め方を決めるとともに、港浩一社長らが社員説明会も開く予定だ。
これについても「若干警戒しているのは、そこでうまくのみ込まれるだけで、ガス抜きになってしまってはいけないということで、しっかり改革をやり遂げる、そういうことをしなきゃいけないんだ」と話していたという。
この日偶然会った、「フジのバラエティーをつくってきた大OB」という人物も、「やっぱり自分たちで変えるっていうのは、やり切らなきゃいけないんだ」と語っていたそうだ。
MXはフジに質問状を送り、21日夜に回答が来たという。ただ、監督官庁の長・村上誠一郎総務相が21日にした「独立性を確保した調査を」という発言をどう受け止めたか、また今後の会見の予定や形式についての質問も、踏み込んだ回答ではなかった。
堀氏は「相変わらずファクスの送信票に回答が送られてくるそうですね」と、質問のやり取りはファクスだったと説明。「ひょっとしたら、そのファクス(の回答を)書いてる人の反抗なんじゃないかと。反抗心。〝こんなバカバカしいことさせられてるんですよ〟みたいな」と私見を述べた。
コメンテーターとして出演したお笑い芸人・山田ルイ53世は「ここでこそ、もうホントに全てのうみを出し切るという…。徹底してフジテレビさんが主導してやったほうがいいのになっていうのは…。じゃないと今後〝どの口で報道をするんですか〟っていうことになると思うんです」と語っていた。