ソフトバンクの主砲・柳田悠岐外野手(36)が22日、大分・佐伯市内で自主トレを公開した。このオフのテーマは「強い体と動ける体」。打撃練習では引き締まった体で力強いスイングを披露し、サク越えを連発した。
早朝からウエートルームには超人の絶叫が響いているという。証言者は昨オフから柳田に弟子入りしている佐藤直樹外野手(26)。「柳田さんはめちゃくちゃ追い込んでます。体が全然違う。本当に格闘家みたいな体です。(このオフから新たに)自重トレーニングを始めて『うわー』とか言いながらやってます」。丸太のような太い腕に、逆三角形の体。理想の「パワー&スピード」を体現する肉体を取り戻しつつある。
昨季は5月末に右太もも裏を痛めて4か月の長期離脱。7年契約の6年目となる今季は、完全復活を期すシーズンだ。「僕もあと少ししか野球をやらないと思うので、残りの野球人生を楽しみながらやりたい」。今年10月に37歳を迎えるが、気力、体力ともに衰えは見られない。年間を通してグラウンドに立ち続ければ、間違いなくタイトルに絡む。超人復活へ、ここまではすこぶる順調だ。