ソフトバンクの王貞治球団会長(84)が22日、米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)を祝福するコメントを球団を通じて寄せた。「発表を待つだけでしたが、実際に決まって良かったです。日本人で初めてのことですから、当然とはいえ嬉しいですね。彼があれだけアメリカのファンをびっくりさせるようなバッティングを続けてくれたので、日本の野球界もずいぶん成長したと思います。今度は大谷くんが頑張って、どんどん日米の差を縮めていってほしいですね」。
第1回WBCで代表監督、中心選手として世界一に輝いた2人。イチロー氏が日米の壁を突き破り、ドジャース・大谷が今メジャーの頂点に君臨する。日本人選手の価値を高め、アジア人として初の快挙をたたえつつ、後進の活躍を切望した。