作家の乙武洋匡氏の髪の毛がピンチを迎えた。乙武氏が顧問を務める「都民ファーストの会」は1月からユーチューブチャンネルを開始。乙武氏も出演し、都民ファのアピールに努めているが登録者数が課題だった。そこで尾島紘平幹事長が今週中に1000人に届かなかった場合、丸刈りにするとブチ上げたのだが…。
都民ファは元日に初動画を公開。特別顧問の小池百合子東京都知事が「首都防衛」と書き初めを披露した。その後の動画では政策の解説などがある一方で乙武氏と尾島氏によるトーク企画も始まっている。しかし、チャンネル開始から約3週間たったのに登録者数は1000人を下回っている状況だ。
その現状に業を煮やした尾島氏が21日にXで1000人未達なら丸刈り宣言してフォロワーに登録を促すに至ったわけだ。これに乙武氏は「おい、尾島。勝手に巻き込むな ただでさえ手足ないんだから、髪の毛くらいは残させてくれよ!」と反応していた。
尾島氏の投稿の時点で登録者数は720人。丸刈り宣言は本気なのか。尾島氏は「マジで私か乙武氏のどちらかが丸刈りにします。両方かもしれません」と本気だと話した。
投稿から一夜明けた22日に800人台となったが、意外と増えていない。「今考えたら間違えましたね。私のXのフォロワーが3万人だったので1%の300人でも登録していただけたら(投稿当時は720人だったので)1000人になるなと思い、1000人に届かないなら丸刈りとしたんです。でも、『丸刈りが見たいから登録しない』という悪魔のようなリプライがたくさんありまして…。1万人超えたら丸刈りにするにすればよかった」(同)と目標設定を失敗したと告白した。
とはいえ、もうどうしようもない。25日までに1000人未達なら丸刈りは確定。尾島氏は「人生で丸刈りにしたことは一度もない。でも丸刈りにしたいと思ったことはあった」とむしろ前向きだが、巻き込まれた乙武氏はたまったものではないだろう。
もちろんこうした投稿に眉をひそめる反応もある。「いいことを言っても見てもらわないと伝わらない。伝わらないとどうしようもない。バズりは政治の本質ではないですが、時代に合わせてわれわれも変わっていかないといけない」(同)。政策をユーチューブで伝えるためにはある程度の登録者数と再生数が必要というのだ。
リミットの25日までには新たなトーク動画もアップ予定。乙武氏と尾島氏が自民党の三谷英弘衆院議員と東京一極集中をテーマに激論を交わした動画が準備中だという。
22日午後10時の段階では登録者数は885人。果たして2人の髪の毛は無事でいられるのか。