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【阪神】藤川虎のダークホースとなるか…名指しなし&二軍スタートの高卒3年目野手

東スポWEB 2025年1月23日 6時2分

藤川虎のダークホースとなるか――。阪神の〝球団成人式〟が22日に兵庫・西宮市内の球団事務所で行われ、若手4選手が参加した。

2月1日からは沖縄での春季キャンプが始まるが、全員が一軍の宜野座スタートではない。この日参加した門別、茨木、井坪の3人は一軍を勝ち取ったが、戸井零士内野手(20)だけは二軍の具志川キャンプとなった。

しかも藤川球児監督(44)は「内野手の山田、高寺、外野手の井坪、捕手の中川。チームとして非常に大事なところであるし、急成長を遂げて開幕に入ってきたりするのを楽しみにしています」と期待。同学年野手の井坪が指揮官から名指しされながら、戸井の名前が挙げられることはなかった。

戸井は今季が高卒3年目で一軍戦は未出場。それでもチャンスはある。藤川監督は野手について、佐藤輝や森下ら実績があるメンバーから若手まで複数ポジション制とする方針。戸井は昨季の二軍戦で内野の全ポジションに就き、今オフには二塁と三塁用のグラブに加え、新たにファーストミットも作製した。

戸井は「チャンスがあるならどこでもと思って。オフも守備は複数ポジションをやってきましたし、去年はいろんなポジションを守ってそれが今年プラスになればいいかなと思っています」と力を込めた。

自主トレでは天理高時代の先輩・太田(オリックス)や福永(中日)、荻野(ロッテ)とともに汗を流し「オフに一軍の選手と一緒にできたのは大きいですし、吸収できたと思います。中でも(打撃の)インパクトの強さが一番印象的でした」と振り返り「焦らずキャンプから結果を出して、シーズン中に一軍に上がれたらいいと思っています」と冷静に話した。

キャンプで攻守に磨きをかけ、虎将が望む万能戦士となれば大きな〝隠し玉〟となるかもしれない。

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