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井上尚弥は「パッキャオより伝説的」とアラム発言で波紋「ファンは怒るかもしれない」

東スポWEB 2025年1月23日 12時47分

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)の共同プロモーターを務めるトップランク社のボブ・アラム最高経営責任者(CEO)の発言が大きな波紋を広げそうだ。

井上は24日にWBO同級11位の金芸俊(32=韓国)と東京・有明アリーナで対戦する。この試合の記者会見に出席したアラムCEOはかつてプロモートした元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)の名前を出し「パッキャオは素晴らしいが、井上のキャリアの方がより伝説的だ」と断言。その上で「パッキャオは注意を欠いた試合をしKOで負けることもあった。井上は規則正しく正解となるパンチを繰り出せる。パッキャオを落としているわけではなく、井上の方がKOもありテクニックもある選手だ」などと説明した。

46歳となったパッキャオはボクシング界の伝説。2021年8月に敗れて以来、ボクシングの試合はしていないが、再び世界タイトルを狙う準備中で今後の動向が注目されている。15年には当時「世界最強」と言われたフロイド・メイウェザー(米国)と死闘を展開。昨年12月には世界殿堂入りを果たすなど、誰もが認めるスーパースター。それだけにアラムCEOの発言に不満の声も出ている。

専門メディア「BOXINGNEWS24/7」はアラムCEOの見解について「これは間違いなく意見が分かれるだろうし、マニー・パッキャオのファンを怒らせるかもしれない!」とし「世界中の何百万人ものファンにとってフィリピン出身でサウスポー旋風を巻き起こしたリングでの活躍と信じられない功績は他の類いを見ないものだ」と主張していた。

井上もパッキャオに劣らない実績を残しているのは確かだが、まだ成長中であり、レジェンドと比較されるのは時期尚早といえるだろう。ただアラムCEOの発言に不満を持つファンも多いとみられており、反発が強まれば、井上にも火の粉が降りかかる可能性もありそうだ。

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