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有田芳生氏 旧統一教会に〝反撃訴訟〟「やる以上は勝たなければなりません」

東スポWEB 2025年1月23日 17時42分

ジャーナリストで立憲民主党衆院議員の有田芳生氏が23日、都内の司法記者クラブで会見を行った。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対して〝反撃訴訟〟したと明かした。

有田氏は2022年に旧統一教会から「スッキリ」(日本テレビ系)に出演した際の「霊感商法をやってきた反社会的集団だっていうのは警察庁ももう認めている」という発言が名誉毀損にあたるとして訴えられ裁判になっていた。旧統一教会は有田氏と放送した日本テレビに対して合わせて2200万円の損害賠償を求めていたが一審も控訴審も棄却となっている。現在は上告中だ。

有田氏と弁護団は旧統一教会からの訴訟をジャーナリストの批判を封じ込める目的の「スラップ訴訟」と指摘。今回、スラップ訴訟の提起が違法だとして旧統一教会に対して、損害賠償1100万円を求めて反撃に出た形だ。

有田氏は会見で旧統一教会によるメディアに対しての抗議方法に変化が出てきたと指摘。「特に2022年の安倍晋三元首相の銃撃事件をきっかけにして抗議電話、封書での攻撃というレベルから訴えてくるという形になったのが特徴。私も訴えられたが弁護士やジャーナリストにすかさず訴えてくる」と話した。

訴訟を抱えると負担が大きいという。「裁判ってやってみると本当に負担。時間もお金もかかる。頭の片隅に裁判が続いていると精神的な負担にもなる。裁判が終わればそれきりで、その間の精神的、物質的な負担は省みられなかった」と説明。続けて、「こういう風潮に歯止めをかけないといけない。やる以上は勝たなければなりません」と提訴の意義を説明した。

弁護団は今回の訴訟を〝反撃訴訟〟とネーミングし、スラップ訴訟抑止と表現の自由の擁護を目的に掲げている。

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