演歌歌手の福田こうへいが歌う「庄内しぐれ酒」が「令和６年度 藤田まさと賞」を受賞し２３日、都内で行われた表彰式に出席した。
同賞は、昭和の四半世紀にわたり、日本人の「心」を歌い続け、歌謡史上に金字塔をうちたてた作詞家・藤田まさと氏の偉業をたたえたもので、作詞、作曲、編曲、歌唱で国民の心をつかみ、大衆歌謡として評価された作品に贈られる。
「庄内しぐれ酒」は荒木とよひさ氏が作詞で、「初めて会った時、もう一人の親父ができたなと話をさせていただいた」と荒木氏へ感謝の意を示した。
「演歌デビューして１４年目に入った」と言う福田。「死んだおじいちゃんに言われたことが『どうせデビューするなら稼げる歌手になれ』だった。ただ、紅白にも出させていただいた。重ね重ね感謝したい」と笑みを浮かべた。
また、同じ岩手県出身のドジャース・大谷翔平選手を引き合いに「野球は翔平、演歌はこうへいでいきたい」と宣言した。