浜松オートGⅡ「ウィナーズカップ」は23日、2日目を開催した。ライジング(30期以降)予選では、自己ベストを連日更新して連勝の森下輝(25=浜松)に大きな注目が集まっている。
圧巻の逃げ切りだ。スタートを残してペースをつかんでからは完全に独り旅。上がりも初日更新した自己ベストをさらに縮める3・355秒。これには観戦していた永井大介も「この新人、速過ぎでしょ」と感服するしかなかった。
「エンジンは電気を少し扱った程度。初日のタイヤを掘って使ったら跳ねもなく感じ良く乗れました。タイムも出たし、今までで一番の感触だったかもしれません」
2日目のタイムはシリーズを通しての一番時計。優勝候補の鈴木圭一郎が12Rで計時した3・356秒を1000分の1秒上回った。当然の話だが、最高ハンより20メートル前からスタートする森下には、もう誰も追い付けない計算になる。
3日目の準々決勝戦もハンデ据え置きに加え、位置も0ハン単独。逸材ぞろいの37期スター候補から、がぜん目が離せなくなってきた。