立憲民主党は23日、国会内で通常国会(24日)招集前に政府の新年度予算案の検証を行う作業部会の初会合を開いた。会合では社会保障や公共事業、防衛費関係費など分野ごとにチームを分けて「無駄な事業がないか」と精査を行い、2月中旬に中間報告をまとめるという。
無駄な事業には、同党として政府に対し予算審議のなかで示していくという。同党が掲げる公立の小中学校などの給食費無償化、介護や保育職員の処遇改善といった政策実現に財源を振り向けるよう政府に予算案の修正を求めていく方針だ。
野田佳彦代表は「今回の新年度予算案は115兆円と史上最大の規模で3年連続110兆円を超えました。われわれは行政のポチじゃなくて〝納税者の番犬〟ですから、しっかりと無駄遣いがあるかないかを厳しく精査する役割を果たしていかなければいけない」と強調した。