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【スターダム】岩谷麻優 デビュー14周年記念試合で鹿島沙希と涙の遭遇「一番の親友だった…」

東スポWEB 2025年1月23日 22時22分

女子プロレス「スターダム」のIWGP女子王者・岩谷麻優(31)が、旗揚げ14周年記念興行(23日、新木場1stRING)で躍動した。

スターダムは2011年1月23日に旗揚げ。団体が誕生した新木場で興行を行うのは21年3月13日以来約4年ぶりだ。1期生として旗揚げ大会でデビューした岩谷はこの日同じ「STARS」の羽南と組み、朱里&鹿島沙希と対戦した。岩谷と鹿島はかつてSTARSでタッグを組みゴッデス王座も戴冠したが、鹿島は復帰後、岩谷を裏切り極悪ユニット「大江戸隊」に入った過去がある。

試合開始のゴングが鳴るといきなりマイクを持った鹿島から「まずは岩谷14周年おめでとう。私は数年前、ここ新木場でお前のことを裏切って別々の道を歩むことを決めた。けど今すごく楽しいし、その決断に何も悔いはないよ」と言い放たれた。

鹿島の言葉に困惑した岩谷だったが「裏切られたこと鮮明に覚えてる。あの時自分にとっては沙希ちゃんが一番の親友だったし、今でも裏切られたことを許せない。けど沙希ちゃんとこうやって14周年で試合ができることをうれしく思ってます」と目を潤ませた。すると、静かに涙を流した鹿島から「また昔みたいに初もうで行こう思わないけど、正々堂々とやり合おうよ」と握手を求められ、岩谷も「正々堂々とお願いします」と素直に応じようやく試合が再開。だが、次の瞬間鹿島に「そんなわけねえだろ!」とあざ笑われ起死回生で丸め込まれてしまった。

驚きつつ何とか逃れた岩谷は鹿島とエルボー合戦でお互いの思いをぶつけ合い一進一退の攻防を展開。チョップで打ち勝つと羽南と好連係を繰り出し圧倒した。さらに10分過ぎにはトペスイシーダを発射。流れをつかんだように思えたが、羽南が朱里につかまり猛攻撃をくらうと劣勢に。最後は羽南が朱里に流炎(変形エメラルド・フロウジョン)を決められ3カウントを献上した。

試合後、ボロボロの岩谷はマイクを持ち「今日、勝ってマイクをしたかった…。14年前の旗揚げの日もデビュー戦から負けて、今日も14周年という記念の日にも負けてしまいました。14年間どん底でポンコツでしかない自分を見守って応援してくれてありがとうございます。これからも頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!」と頭を下げた。

最後に羽南の健闘をたたえつつ「自分が言いたいことは1つ! 15周年に向かっていくスターダムは頑張っていきますのでそこんとこよろしく!」と絶叫しリングを後にした。

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