阪神・藤川球児監督(44)が23日に甲子園球場を訪れ、米フィリーズとマイナー契約を締結し、間もなく日本を去ることになる青柳晃洋投手と別れの言葉を交わした。
同日に報道陣の取材に応じた藤川監督は「監督としてではなく、アメリカに行った先輩として青柳とは話をした」と前置きした上で「彼の行く先が決まって良かったなと。『何でも困ったことがあればLINEで連絡して来いよ』と伝えました。後輩の決断を楽しみに見たい」と〝元・虎の背番号17〟の背中を押したと明かした。
藤川監督自身も2013年から計3シーズン、米球界でプレー。マイナーでの苦労も骨身に染みて知っている。「いい旅になるんじゃないかなと思う。『何持ってたらいいんですかね?』と聞かれたんで『明日がない世界に飛び込むんだから身軽な方がいいんじゃない』とは伝えました」と笑顔をみせた上で過酷な生存競争の中から「這い上がってほしい」と力を込めた。