新日本プロレス「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のSHO(35)が、NEVER無差別級6人タッグ王者の棚橋弘至&矢野通&ボルチン・オレッグにトリプル引退を要求した。
30日仙台大会で成田蓮、高橋裕二郎と組み同王座に挑戦する。「クソみたいな場所でタイトルマッチ、組みやがって…宮城出身のヤツなんかロクなヤツ、おらんやろ。特に栗原市出身のヤツは最悪中の最悪。仙台の姉妹都市も含め、宮城に関わりのあるすべてが終わっとるわ」といきなり根拠のない難癖をつけた。
H.O.Tは昨年9月の北海道・登別大会から3戦連続での同王座挑戦となる。「本来ならとっくに俺たちのベルトのはずが、アイツらひきょうなマネばっかりしやがって…。他に挑戦者が現れないのは、誰もあんな弱いヤツらチャンピオンとして認めてねえからやろ」と、かなり自分本位な説明とともに三度目の正直を誓う。
来年1月4日東京ドーム大会での引退を表明している棚橋は、進退をかけた今年1・4ドームでのEVIL戦に辛勝し、引退前倒しを回避。しかしSHOは、H.O.Tを率いるEVILの敗戦に納得がいかない。「疲れが顔に出てるあのひきょう者に、今度こそ俺たちがトドメを刺してやるよ。あの試合だけじゃなく、今回の試合にも引退かけろ。ついでに連帯責任で矢野もボルチンも引退しろや」。理不尽にもパートナーまで巻き込んだトリプル引退を一方的に突きつけた。
H.O.Tを率いるEVILは、棚橋戦の敗北後に試合のボイコットを宣言し、11日(日本時間12日)の米国・サンノゼ大会を最後に姿を消した。SHOは「サンノゼで現地解散したから言うことは何もねえ。説明してやってもいいけど、お前ら低能には理解できねえから話すだけ無駄じゃ」と多くを語らなかったが、仙台決戦の行方はいかに――。