DeNAから現役ドラフトでソフトバンクに加入した上茶谷大河投手(28)が、早くも持ち前の明るさを全開にした。
23日に福岡・筑後市内の室内練習場を訪れた上茶谷はランニングやキャッチボールなどをこなし、ブルペンでは捕手を座らせて軽めの出力ながら41球を投じた。
2月1日のキャンプインに向けて早めの仕上がりを目指す。元同僚のDeNA・森唯からも「(ホークスは)本当に実戦が早いから。初日から飛ばしていけるようになっとけ」とのアドバイスをもらい「準備はしてきた」とスタートダッシュへ気合を入れた。
そんな右腕はチームメートに溶け込むのも早そうだ。この日、筑後の二軍施設を初めて訪れたこともあり、練習前には同僚となった選手やスタッフたちにあいさつして回った。練習を行っていた甘いマスクが持ち味でもある板東湧梧投手(29)のもとへ行くと、いきなり「板東さん、かっこいいです」と一言。独特な言い回しで早くも距離を縮めていた。
「僕もどちらかというと甲斐野のみたいなキャラクターなので(チームに)入っていきやすいんじゃないか」と、元ホークスで大学時代にチームメートだった右腕を引き合いに語った上茶谷。自身の〝トリセツ〟についても「ふざけてばっかりなので。そういう感じで接してくれた方が、お笑い芸人だと思ってもらえれば」と話し、持ち前の明るさと投球で福岡を盛り上げていく。