ソフトバンクの孫正義オーナー(67)が24日、オーナー訪問で都内のソフトバンクグループ本社を訪れた小久保裕紀監督(53)とともに報道陣に対応した。
昨年の戦いぶりについて孫オーナーは「いや、もう素晴らしかったですよね」と一言。91勝を挙げ4年ぶりのリーグ制覇を成し遂げた小久保ホークスを「申し分のない活躍だった」とほめたたえた。
しかし、「世界一のチーム」を目標に掲げる鷹の総帥は常に上を目指す姿勢を忘れない。「望むは全勝ですよ、理想はね。もちろんそういうわけにはいかない」と笑顔を見せ「とにかく勝つ、正々堂々と勝つ、勝つということが勝負の世界は大事だと思うんですよね」と3度同じ言葉を繰り返し、飽くなき勝利への執念を示した。
昨年は最後にDeNAに敗れ、頂に立つことはできなかった。今季の目標について聞かれると「日本一ですよ、日本一。そして本当に世界一だと言えるぐらいの体制をしっかりつくっていきたい」と力強く答え、指揮官に対しても「さらなる高みを目指して頑張ってもらいたいと心から願っています」と期待をかけた。