カブスの今永昇太投手(31)が24日、ANAビジネスジェット株式会社(ABJ)とサポート契約を締結し、羽田空港ANA格納庫で行われた発表会に出席した。
今永はプライベートジェット機から青色のネクタイをつけたスーツ姿で報道陣の前に登場。ABJの世継崇社長とともにお互いに肩を組ながらそれぞれの手を飛行機の翼に見立ててジェット機ポーズを取って会場を笑わせた。
同社は米国のほか、日本、世界各地においてオンオフシーズンを問わず、今永の要望があれば、快適な時間的価値の高い移動手段としてビジネスジェットでのチャーターフライトの利用を提供するという。
今永は「アメリカのシーズンは162試合もあってものすごくタフな時がある。その中で自分の時間であったり、野球を反省する時間など野球につながってくる。厳しいスケジュールの中では、ものすごく大事なことなので、ぜひ利用して自分のコンディショニングが最大限表せられるように努力したい」と〝VIP待遇〟の申し入れに感謝。その上で「飛行機というプライベートな空間の中で、睡眠が取ることができればベストだと思う。もし眠れなくても目を閉じて情報を遮断するだけでも回復につながる」と秘密兵器に期待を寄せた。
同社は提供の理由として「世界最高峰のメジャーリーグで、高い分析力を持ってプレーに臨む姿や、プロスポーツ選手として長く活躍できるよう自らのコンディショニングに確固たる考え持って取り組まれている姿に感銘を受け、サポート契約のオファーをいたしました」と説明する。
メジャー1年目の昨季に15勝3敗、防御率2・91と好成績をマークした左腕は「2年目というものが油断に変わらないように。余裕は出てくるとは思うけど、その余裕が油断に変わってしまうと必ず足をすくわれる思う。必ずどこかで不安を持ちながらシーズンに入っていきたいし、その中でプレッシャーに勝てたら自分自身、少し成長したなと思える、そんなシーズンにしたい」と意気込んだ。