卓球女子でパリ五輪代表の平野美宇(木下グループ)が〝ランニング〟でカットマンを攻略だ。
24日に行われた全日本選手権(東京体育館)の6回戦では牛嶋星羅(サンリツ)に4―2で勝利。カットマン特有の長いラリーに苦戦を強いられるも「最後に勝ち切ることができて本当によかった。何とか粘るしかないなと思って、本当に我慢した感じ」と頬を緩めた。
年明けの世界ツアーから帰国後は、全日本選手権で対戦が予想されるカットマンの選手たちに合わせた対策を敢行。長丁場の試合が予想されることから「体が絞れていないなと思って、ランニングを毎日帰国してからした。いつもはジョギングぐらいしかしていないが、ランニングマシーンで15分くらい、結構速いペース、(時速)9とか9・5キロとかで『カットマンに勝てるように』と思いながらランニングをした」とニヤリ。その成果をこの日の試合で発揮した。
25日の準々決勝ではパリ五輪の代表争いで死闘を繰り広げた伊藤美誠(スターツ)と相まみえる。2018年の全日本選手権では決勝で敗れているだけに「すごい楽しみ。全日本の借りを返せるように頑張りたい」と気合十分。培った体力を武器に次なるステージへコマを進めてみせる。