元MBSでフリーアナウンサーの豊崎由里絵が24日、関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演。フジテレビが設置を決めた第三者委員会について私見を述べた。
フジテレビについては、中居正広の〝女性トラブル〟を巡り、女性アナが日常的に接待要員として動員されていると「週刊文春」で報じられた。会見した港浩一社長は女性社員を伴っての会食は「自由参加だった」と説明している。
豊崎アナは「私は毎日放送でアナウンサーになったときに、当時の上司の加藤(康裕)アナウンサーという男性から明確に『アナウンサーは接待には行きません』と言われたんです」と証言。営業部などの局員とアナウンサーは業務が違うため「そこは切り離します」と説明されたという。
仮に断れない状況になった場合、「加藤さんから怒られるんで行けないんです」「加藤さんに2人以上で行くように言われてるんです」と、名前を出していいと言ってくれたそうで「他の先輩も例えば大吉(洋平)アナウンサーという先輩は『もし困ったらいつでも飲み会に呼んでくれたらいいから』と声をかけてくれていた」と守ってくれる環境だったと回想した。
また、タレントにも守ってくれる存在がいたといい「ハイヒール・モモコさんもよく食事に女性アナウンサーを誘ってくださるんですが、いつもおっしゃるのは『もし飲み会で誰かに電話番号聞かれたら〝モモコさん通して〟って言いや』って言ってくれるんですね。常に気を使ってくれる人がいたからこそ、平和に過ごせたなという思いはあるんです」と明かした。
これからフジに〝接待の常態化〟〝上納文化〟があるかも含め、第三者委員会で調査されることになるが、豊崎アナは「今調査されて自分に起きたことを話せるタイミングか?と言うと、仮に被害に遭った女性が他にいるとしてとても言いにくいと思う」と明言。
仮に調査の結果、中居のトラブル以外の該当事案が発覚したとしても「じゃあそれが誰だったんだ?という話になってSNSなどで詮索が始まってしまうというのは容易に予想できる。もしそれで言わないとしたら、調査の結果『何もありませんでした』ということで、潔白を証明してこのまま進んでいくというのもいやだ」と悩ましげな表情を見せた。
その上で「私が重きを置いてほしいのは、調査の結果が黒であれ白であれ、この先のルール作りをしっかりとやってほしい」と訴えていた。