まさかの負け越しだ。大相撲初場所13日目(24日、東京・両国国技館)、大関琴桜(27=佐渡ヶ嶽)が平幕の金峰山(27=木瀬)に一方的に突き出されて8敗目(5勝)。連敗で負け越しが決まり、来場所は初のカド番で臨むことになった。取組後の支度部屋では報道陣の取材に応じず、沈黙を貫いた。
先場所は14勝1敗の好成績で初優勝を達成。綱取りに挑んだ今場所は連覇はもちろんのこと、優勝に準ずる成績でも横綱昇進の可能性があった。しかし、2日目からドロ沼の5連敗で綱取りに失敗。場所の後半に入っても格下相手に星を取りこぼし、本来の調子を取り戻せないまま負け越しが決まった。
審判長の九重親方(元大関千代大海)は「今場所は出足が遅いし、立ち合いも決まっていない」と指摘した。