ソフトバンクの孫正義オーナー(67)が24日、オーナー訪問で都内のソフトバンクグループ本社を訪れた小久保裕紀監督(53)を激励し、改めて〝世界一計画〟を明かした。
昨季は4年ぶりにパ・リーグ制覇を成し遂げたものの、DeNAに敗れ、日本一とはならなかった。孫オーナーは「とにかく勝つ、正々堂々と勝つ、勝つということが勝負の世界は大事だと思うんですよね」と勝利への執念を燃やし、5年ぶりとなる日本一奪取を目標に掲げた。
そんな鷹の総帥が加えて口にしたのが、世界一への思いだ。孫オーナーはかつてからメジャーのナンバーワンチームと日本を含めた他国のナンバーワンチームによる「新・ワールドシリーズ」プランを構想。「いつの日かそんな日がやってくるんじゃないかと思う。そういう中で、われわれが本当に世界一のチームになれるように」と大きな目標を改めて語った。
こうした野望が出てくるのは、常に世界を相手にしているからこそなのかもしれない。この日は前のスケジュールが押してしまった関係で、取材対応が約20分ほど後ろ倒しとなり、孫オーナーは「すみません、遅れてしまいまして。世界中からいろんな電話を、朝からずっと。寝坊したんじゃないですよ」と柔らかな表情で語った。
さらには「一昨日も夜中の3時に帰ってきて、そのまま仕事をしていました」とサラリ。御年67歳とは思えないエネルギッシュな姿を見せた。
「前進していますから。頑張ります」と話した孫オーナー。ホークスも負けじと進化し、まずは日本一をつかみ取りたいところだ。