卓球女子シングルスでパリ五輪銅メダルの早田ひな(日本生命)が盤石な戦いぶりを見せた。
史上6人目の3連覇が懸かる全日本選手権(25日、東京体育館)の準々決勝では芝田沙季(ミキハウス)に4―1で快勝。試合後には「状態としてはいい感じに戻ってきた。今日は試合だけに集中できた。1試合ずつ自分の感覚が戻っている」と振り返った。
パリ五輪で負傷した左腕の状態は決して万全とは言えない。「年末に復帰して、基本的に1日1試合とか、多くても2試合。この数日間でこれだけ試合をこなすこと自体(ケガをしてから)初めて」と不安を口にしながらも「本当に1日1日、今日はこの自分、明日はこの自分で、明後日はまたこの自分というふうに、自分の現状を受け入れられている」と前を向いている。
最終日の26日には準決勝、決勝と最大2試合が行われる。「いろんな感覚が良くなってきていると感じている。明日のパフォーマンスは明日の自分に任せて、今日はしっかり休みたい」とまずはコンディションづくりに全力を注ぐ。