〝3世代V〟はなるか。大相撲初場所14日目(25日、東京・両国国技館)、幕内王鵬(24=大嶽)が幕内隆の勝(30=常盤山)を破って3敗をキープ。逆転優勝へ望みをつないだ。
隆の勝に土俵際まで寄られながらも、突き落としで逆転勝ち。取組後は「しっかり前に出て、いい相撲を取りたかった」と反省しつつ「土俵を割るまでは勝つ気で相撲を取っている」と白星の結果にうなずいた。
千秋楽は2敗で単独首位の幕内金峰山(木瀬)と直接対決。勝てば決定戦に持ち込むことができる。王鵬は「勝てばいい話。勝たなきゃ始まらない。頑張るだけでいいので、気は楽。こんな経験はめったにない。かみしめて楽しんでいけたら」と意気込んだ。
祖父の元横綱大鵬は優勝32回を誇り、父の元関脇貴闘力は幕尻優勝を経験。初の3世代Vへ、大一番に臨む。