ドラゴンゲート25日の横浜武道館大会で、田中将斗(51=ゼロワン)がKAI(41)とのハードコアマッチを制した。
KAIの要求を受けて自身の土俵であるハードコアマッチに臨んだ田中だが、序盤は極悪軍団「Z―Bratz」の介入に苦しめられる。それでも場外に設置したテーブル上へのスーパーフライ、リングに戻ってイス上へのスイングDDTと、百戦錬磨ぶりを見せつけた。
しかし、ラダー最上段から狙ったスーパーフライは、敵軍セコンドのシュン・スカイウォーカーに阻止され、竹刀攻撃を浴びてしまう。さらにラダー最上弾からイス上への雪崩式ブレーンバスターで叩きつけられ、窮地に陥った。
それでもカウント3を許さない田中はジャーマン合戦、ラリアート合戦ラリアートの相打ちから、スライディングDを発射。これをカウント1で返したKAIに、イス攻撃から垂直落下式ブレーンバスターを決めていく。最後は再びイスで脳天を打ちぬき、スライディングDで沈めてみせた。
貫禄勝利を収めた田中は「ぶっちゃけKAIがあそこまで対応できるとは想定外やけど、ハードコアっていうのは、テーブル、イス…いろいろなものがある中で、どれだけうまく使えるか。それと体の丈夫さや。体が丈夫じゃなかったら、ハードコアに踏み込まれへんねん」と豪語。
「長年このスタイルでやってきた俺が、何でハードコアレジェンドって呼ばれるか分かっとるか? 強えからじぇねえんだよ。体が丈夫で、どんなことしても壊れねえからだよ」と勝ち誇っていた。