ナ・リーグＭＶＰに輝いたドジャースの大谷翔平投手（３０）が２５日（日本時間２６日）、ニューヨークで開催された全米野球記者協会（ＢＢＷＡＡ）ニューヨーク支部の「アワードディナー」をロサンゼルスの山火事を理由に欠席。会場でビデオメッセージが流された。
約３分間の動画内で大谷は英語でスピーチ。「皆さん、こんばんは。今年のＢＢＷＡＡアワードディナーに出席できず、申し訳ありません。最近、ロサンゼルスで大火災が発生し、私たち全員に影響が及んだため、私や私の家族が出席することは非常に困難でした」と欠席を謝罪した。
続けてドジャースのフロント、エージェントへ感謝の言葉を伝えると、「私の美しい妻、いつも私のそばにいてくれてありがとう」と第１子を妊娠中の真美子夫人（２８）への思いを述べた。
最後に大谷が「この賞をロサンゼルス市全体、ロサンゼルスの火災に立ち向かった救急隊員、消防士、そして消防署の皆さんの英雄的な努力に捧げたいと思います。強く団結して、私たちはこの難局を乗り切ります」と結ぶと、会場からは大きな拍手が起こった。
この日はア・リーグＭＶＰのジャッジ（ヤンキース）も妻の妊娠を理由に欠席と〝主役不在〟となった。「アワードディナー」はＢＢＷＡＡが選出した各賞受賞者らが出席し、表彰式を行うディナーショーイベント。今回は第１００回の記念の年だった。ニューヨーク市ミッドタウンのヒルトンで開催され、一般客は１席３９５ドル（約６万１６２０円）だった。