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【卓球】張本智和は連覇ならずも 17歳・松島輝空の飛躍に期待「きっかけにできるか」

東スポWEB 2025年1月26日 13時37分

卓球男子のパリ五輪でエース・張本智和(21=智和企画)が〝弟分〟のハイパフォーマンスに白旗をあげた。

26日に行われた全日本選手権(東京体育館)の準決勝では、攻めの姿勢を貫く松島輝空(17=木下アカデミー)の前に苦戦。第2ゲーム終了時は1―1と接戦だったが、第3ゲーム以降は強烈なバックハンドなどに屈した。張本は「スコア以上に厳しい試合だった。これだけ圧倒的に負けてしまった以上、彼のプレーを真似するところはしなきゃいけないし、戦術がハマらなかった」と悔しさをにじませた。

4個下の松島とはプライベートでも仲良し。「普段は弟のようなかわいさがある」と話す一方で「試合ではかわいさはなく、圧倒的に年上のような戦いをされてしまった」と苦笑い。それでも「彼にも普段の性格的な面白さもあるし、卓球に対する真摯さもあるので、本当に魅力的な人間だと思う。現役生活を過ごしていく中で勝ち負けを繰り返すし、団体、ダブルスではチームメート。練習も試合も含めてこれから楽しみ」と温かい言葉を送った。

張本もかつては東京五輪混合ダブルス金メダルの水谷隼氏らを追いかける立場だった。だからこそ「試合をしながら水谷さんとやっている時の雰囲気を思い出していた。去年1年間の彼(松島)は殻を破れなかった。今日破った時点で、今年1年間は彼の年になるかもしれない。そのきっかけにできるかどうかは期待したい」と熱烈エール。ロサンゼルス五輪を見据える上で、頼もしい後輩と切磋琢磨していく。

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