ボクシングのWBAスーパーバンタム級1位ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が、自身のインスタグラムに動画をアップし、同級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)を挑発した。
動画でアフマダリエフは、井上が24日にWBO同級11位金芸俊(キム・イェジュン=韓国)にKO勝利した試合をテレビ観戦。試合の感想を問われ、「井上にとって、とても楽な試合だった。(当初の挑戦者だった)グッドマンは負傷して、連れてこられた代役の韓国人選手は、トップ10ランクにも入っていないし、俺の知らない選手だ」。格下に勝っても意味がないといわんばかりだ。
続けて「井上と戦う準備は、いつでもできている。場所はどこでもいい。彼は自分が最強だと思っているようだが、俺は簡単にやられるような選手ではない。ベルトを奪還して、母国ウズベキスタンに持ち帰るんだ」と言い放った。実際、アフマダリエフとは、今春に米ラスベガスでWBC1位アラン・ピカソ(メキシコ)と対戦した後、サウジアラビアで拳を交える見通しとなっている。
かねて井上との対戦を求めて挑発を繰り返してきたアフマダリエフ。勝敗がつければ、どちらが正しいがはっきりするだろう。