女子プロレス「マリーゴールド」26日の新木場大会で、〝大恐竜〟タンクが〝大怪獣〟ボジラ(21)とのルーザー・リーブ・マッチ(敗者追放戦)に敗れ同団体に別れを告げた。
タンクは3日の大田区大会でマリーゴールドマットに初登場すると、いきなりボジラとのタッグでツインスター王座を獲得した。しかし19日の後楽園ホール大会で高橋奈七永&山岡聖怜に敗れると、ボジラとのコンビが瓦解。この日の大会で一騎打ちが組まれたが、何と前日25日横浜大会でこの一戦が「ルーザー・リーブ・マッチ」になるというかなりの急展開を迎えていた。
ともに180センチを超える大型外国人選手同士の激突は、ド迫力の肉弾戦となった。重い打撃でボジラを追い詰めたタンクだったが、コーナー上から担がれると、何とそのままハイアングルのシットダウンパワーボムでマットに轟沈。まるで1990年代や2000年代の男子巨漢外国人選手同士のような、何ともダイナミックな一戦の末に敗れ去った。
この敗北により、タンクはマリーゴールドマットからの追放が決定。試合後のリング上ではボジラのマネジャー・メガトンから「私の予想通りボジラが勝った。敗者はマリーゴールド追放だ。お前はジャパンに追放だ(?)。ボジラの隣は私が合ってる」と決別宣言を突きつけられた。
それにしても初登場からわずか24日で、タッグ王座戴冠、団体最高峰王座挑戦、パートナーと仲間割れ、ルーザー・リーブ・マッチ敗戦と、まるでジェットコースターのようなマリーゴールド人生を歩んだタンク。果たしていきなりこんな高いリスクの試合に臨む必要があったかどうかはさておき、今後に幸あれと願いたい。