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【卓球】史上6人目の3連覇 早田ひなを支えた〝サボテン〟術とは「放置するところは放置して」

東スポWEB 2025年1月26日 16時37分

卓球女子シングルスでパリ五輪銅メダルの早田ひな(日本生命)は、サボテンの育て方を自らの練習スタイルに取り入れた。

26日に行われた全日本選手権最終日(東京体育館)の決勝では16歳の張本美和(木下グループ)に4―0で快勝し、3年連続4度目の優勝。パリ五輪で負傷した左腕が完治していない中でも、五輪3大会連続メダルの石川佳純以来、同種目史上6人目の3連覇を果たした。

試合後には「いつもの自分の感覚とは違うので、そこをしっかり照らし合わせながら試合ができた。ケガをしてからたくさんの方にサポートしていただいたので、本当に感謝の気持ちでいっぱい」と声を弾ませた。

現在と同様の練習を積めるようになったのは、全日本選手権を1か月後に控えた昨年12月中旬頃から。「できないものはまだできないので、サボテンを育てているような感覚だった。サボテンは水やりを1か月に1回ぐらいすれば勝手に成長してくれる。その間に他の花を咲かせられるように頑張っている感じ。放置するところは放置して、重要なところだけピンポイントで練習するようになった」とメリハリをつけて準備を進めてきた。

「今年は本当にすごい軽い気持ちでこの全日本に入ってきた。絶対優勝するぞという自信はもちろん持てなかった」と苦笑いを浮かべるが、抜群の勝負強さはエースたるゆえん。日本一決定戦で底力を見せつけた。

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