女子プロレス「スターダム」の〝極悪JKレスラー〟吏南(18)が、ワンダー王座への挑戦権を勝ち取った。
同王座の次期挑戦者決定戦(26日、ベルサール高田馬場)で安納サオリ(33)と激突した。
試合が始まると安納の顔面にツバを吐きかけ挑発。怒り心頭の安納から強烈なエルボーをくらったが、不敵な笑みを浮かべた吏南は卍固めから得意のハイドレンジア(グラウンド卍固め)で絞り上げ追い込んでいった。
10分過ぎ、安納にジャーマンからのタンタンドルを狙われピンチに陥ったが、一瞬の隙を突いた吏南がジャックナイフ式エビ固めで3カウントをもぎ取った。
試合後、マイクを持った吏南は「私が安納サオリからしっかり勝ったぞ! お前は『キッドと戦うために私と戦う』って言ったよな。てめえの狙いはキッドなのかもしれないけど、私がアイツの首刈ってベルトも奪って、お前の狙いを私に変えさせてやるから楽しみにしておけよ」と高笑いだ。
安納を見送るとリングに現れたキッドから「私の初防衛戦の相手は吏南に決定! 同期なのに初シングル。私アーティストもあったりと忙しいので、次のビッグマッチでワンダーかけてやろうよ」と2月24日の栃木・ライトキューブ宇都宮大会での王座挑戦を提案された。
栃木出身の吏南は凱旋大会での王座挑戦という絶好のチャンスをつかみ「私のホーム宇都宮でいいってこと? あとお前さチャンピオンなんて忙しいのは当たり前なんだよ! 私も学校との二刀流でここまで結果出してるんだよ! バーカ!」とマイクを投げ捨てた。
するとキッドから「吏南のホームグラウンドでワンダーチャンピオンの強さと厳しさをしっかり叩きこんでやるわ」とにらみつけられた吏南は、顔面にツバを吐きかけ「お前の知ってる私じゃないから。1回でベルト取るのが本物だ! 私が次の宇都宮で本物だってことをわからせてやる」と宣戦布告した。